わたしの足跡  京(ミヤ)

わたしは母のつくった詩が大好き!母の作品を掲載します。

2019-01-01から1年間の記事一覧

別離(わかれ)

陽を さえぎりし黒雲井別れの時を 突きつけし悲しみの涙しとどに 降りしき心(うち)より 出でて打たれてみたき日辛き 別れに 京 大切な人たちとの別れに・・・。 雨の日、車の中から外を見たとき、いつもの景色はこつぜんと消えて、それを書いたそうです。 …

富戸の海

富戸の荒海寄せては返し波が岩を打ちつけて岩が波をはね返す波が岩を打ちつけた力で波は はね返る岩をたたいて できた泡海の藻屑になり果てる波に もまれてできた華なくてはならぬ ものとなり 京 なくてはならぬものとは、「塩」です。 姑さんで苦労している…

花火

夜空の花火不思議だよねドドーンと音がして咲くんだよアッというまに消えちゃってそのあと夜空は知らん顔何にもなかったかのように星も一緒に知らん顔本当に花火 見たんだよ今は 私も知らん顔 京 人のうわさも75日。その人のことをあんなに言っていたのに…

十五夜の 月が雲間に照らすとき真白き浜木綿の花夜目にあざやかし恍惚とした 時はうつろい競い咲きて 憂いきわまりぬを月は知ってか 京 月の光に青白く映える花を書きたかったそうです。 #詩 #しあわせの足跡 #京

茶の湯

心ありて 人たり人ありて 物たり一期一会にまみえざれば天空 突き破るがごとき心あらざりや松風(しょうふう)の音時空をかける 京 松風とは立ちのぼる湯気と ことことする湯の音だと、お茶をやっている知人に聞いたそうです。「音」を入れると重なってしま…

旅立ち

輝ける見果てぬ夢のあとさきに迷いは人の常ならん明日を担う君なれば桜の花と共に讃えん 京 友人の息子さんが進学する時に、お祝いと一緒に、この詩を書いて持っていったそうです。

神様の子守唄

音色の奏でる調べは神様の子守唄たまゆらのゆりかごに揺られて魂のふるさと 天国に運び給えり 京 京 「楽器で一番好きなのはピアノです。〇〇ちゃん(わたしのこと)も習っていたので、本当にこんな感じに思えました。」(京のノートより) ピアノの先生をし…

花泥棒  その2

我が家の庭に 咲く花を誰(た)れぞ 手折らん 人がいる手塩にかけて 咲かせたものをエ、エ、エ~イ 持ってけ 花泥棒 京 京 「嫁入りが決まるとこんな気持ちでしたね。それでも、27歳~28歳だったので、泥棒さんに感謝してますよ。フフフ。」(京のノート…

花泥棒

我が家のぼたん 満開なれば手折るその手をたたくとも結んだ心が切れぬならエエイ 持ってけ花泥棒 京 わたしが結婚する時に、母が(わたしの)夫に向けての気持ちを書いたものです。

娘 (その3)

華やぎて移ろいし時 咲くしゃくやくの熱き想い知る 京 これも誕生日にプレゼントされた詩ですが、何歳のときにもらったのかは覚えていません。たぶん20歳代ではあるでしょう。母はお習字や書道など習ったことはありませんので、自己流で適当に字をくずしたり…

娘 (その2)

香(にお)い立つ 花の命を惜しむらくここぞとばかりに 咲きにける野の白百合の まぶしさよ 京 これはわたしの22歳の誕生日に母からプレゼントされた詩です。

娘 (絵手紙)

我が愛でる花はまだつぼみ咲く春を探しに今日も風に吹かれて 京 わたしの21歳の誕生日から10年以上たってから描いたものです。 わたしの想像していた花とはだいぶ違いますが、バラは大好きです!トゲがあっても。 あまり細かいことにこだわらない人なので…

わが愛でる花はまだつぼみ咲く春を探しに今日も風に吹かれて 京 わたしの21歳の誕生日に母からプレゼントされた詩です。

富士山 (絵手紙)

古より 心のこし あまた往きし人あり 極み立つ 折々の富士 今もなお 人の心 食らうや 京 前回、詩のカテゴリーにも同じ詩を載せましたが、こちらが一番はじめにかいたものです。

富士山

古より 心のこし あまた往きし人あり 極み立つ 折々の富士 今もなお 人の心 食らうや 京 母のミヤがつくった詩のなかでも、わたしが一番気に入っているものです。この詩は、母が知人にハガキに書いて送ったものですが、写真はその方がそれを拡大コピーしてく…

あいさつと京の自画像

はじめまして。りこぴんと申します。 このブログではわたしの母、京(ミヤ)の詩や絵手紙等を紹介していく予定です。 母は若いころから詩を書くのが大好きで、折りにふれてつくっていました。 誕生日のときなどにプレゼントされた詩は、わたしの宝物です。 …