わたしの足跡  京(ミヤ)

わたしは母のつくった詩が大好き!母の作品を掲載します。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

茶の湯

心ありて 人たり人ありて 物たり一期一会にまみえざれば天空 突き破るがごとき心あらざりや松風(しょうふう)の音時空をかける 京 松風とは立ちのぼる湯気と ことことする湯の音だと、お茶をやっている知人に聞いたそうです。「音」を入れると重なってしま…

旅立ち

輝ける見果てぬ夢のあとさきに迷いは人の常ならん明日を担う君なれば桜の花と共に讃えん 京 友人の息子さんが進学する時に、お祝いと一緒に、この詩を書いて持っていったそうです。

神様の子守唄

音色の奏でる調べは神様の子守唄たまゆらのゆりかごに揺られて魂のふるさと 天国に運び給えり 京 京 「楽器で一番好きなのはピアノです。〇〇ちゃん(わたしのこと)も習っていたので、本当にこんな感じに思えました。」(京のノートより) ピアノの先生をし…

花泥棒  その2

我が家の庭に 咲く花を誰(た)れぞ 手折らん 人がいる手塩にかけて 咲かせたものをエ、エ、エ~イ 持ってけ 花泥棒 京 京 「嫁入りが決まるとこんな気持ちでしたね。それでも、27歳~28歳だったので、泥棒さんに感謝してますよ。フフフ。」(京のノート…

花泥棒

我が家のぼたん 満開なれば手折るその手をたたくとも結んだ心が切れぬならエエイ 持ってけ花泥棒 京 わたしが結婚する時に、母が(わたしの)夫に向けての気持ちを書いたものです。

娘 (その3)

華やぎて移ろいし時 咲くしゃくやくの熱き想い知る 京 これも誕生日にプレゼントされた詩ですが、何歳のときにもらったのかは覚えていません。たぶん20歳代ではあるでしょう。母はお習字や書道など習ったことはありませんので、自己流で適当に字をくずしたり…

娘 (その2)

香(にお)い立つ 花の命を惜しむらくここぞとばかりに 咲きにける野の白百合の まぶしさよ 京 これはわたしの22歳の誕生日に母からプレゼントされた詩です。