わたしの足跡  京(ミヤ)

わたしは母のつくった詩が大好き!母の作品を掲載します。

貴女の手紙

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故郷の香り

運んでくれた貴女の手紙

涙にくれて星を見た

あの日のこともみんなみんな

私にくれた貴女の手紙

握りしめ抱きしめて

涙をさそう・・・

こらえきれなくふりはらい

仕事場へ消えて行く私

返事はかならずねと

念をおしているいっせつを

思いおこしながら


           京

 

 

 

今から約60年ほど前、京が17~18歳ころに雑誌に投稿して、掲載されたものです。

 

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 #京  

無情

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私は燃えている

なにもかにもに そして

背伸びしようとしている自分に

私が許さなかった

いいえ許されなかった

真赤に咲き出そうとする花が

自分を裏切って

しぼんで行くように 望むものが

私にはなかった

意地っぱりの私に対して

神は無情だった


            京

 

 

 

今から約60年前、京が17~18歳くらいのころに雑誌に投稿して、初めて載ったものです。

 

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蕗(ふき)のとう

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山の畑に入ると

霜柱がサクサク 足下で鳴る

冬枯れた蕗の葉を分け

蕗のとうが芽吹いていた

真っ直ぐ天を仰ぎ

陽を暦に出番待つ

土の中 春の仕度で

忙しかろう


            京

 

 

京「冬のある日、蕗のとうを見つけに畑に入ろうとしたら、足下がサクサク鳴り、何十年振りかで実感した、懐かしい音だった。」

 

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(ふきのとうと富士)

 

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娘へ(次女)4  H11.4.16

咲く春は 遠からじ

気高さは カラーの花言葉

浮世の波は

寄せては返す つれなさよ

心のままにあれ

三十路は まだ春

                                 京



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娘へ(次女)3

ゆっくりと流れる 雲のごとく

風にふかれるまま

こんにちはと さようなら

一日は 一生の如し

日々悔いることなし


           京

 

 

京「とりとめもないことば・・・、力づけたいけれど、自分に力がないので」

 

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